2015年01月06日

文と長州とバースビジョン=プロローグ=

新年明けましておめでとうございます。2016年は、大河ドラマ『花燃ゆ』から始まりました。自分が明治維新発祥の地下関に住んでいるから、そう切り出しているわけですが、時の首相が自らを「長州人」と称して意識している事、その首相が在籍中に改憲議論が沸騰した事、正月の日経新聞に花燃ゆ関連書籍の特集として、吉田松陰関係の書籍は当然だが、その隣に何と、憲法改正に関する書籍が含まれていたこと。

これらの事を直感的に関連付けるに、大河ドラマの中に陰に陽に時代の転換点を見出す事になりそうだ、と想った次第である。よもや松陰先生の思想や志を現代に活かして、改憲運動にまでつなげようと言う政治的意図が脚本に含まれているとは思い難いが、戦後70年の節目にして、およそ戦後最大にタブー視されてきた松陰関連の書籍や思想を世に再び明らかにされる一年となる事は予想できる。
少なくとも「身近な幸せを守ろうと懸命に生きた人たちの(心温まる)ホームドラマ」(チーフプロデューサー)などという表向きのテーマでは計り知れない隠れた『時代的メッセージ』を読み取る試みをしたい。

今年一年、明治維新を成し遂げた「長州人」の志を、下関の地から、思いっきり大胆に現していこうと思う。
「文と長州とバースビジョン」というシリーズ・タイトルを掲げたのは、いくつか理由がある。
女性に秘めた力をどのように発揮する事がバースビジョン(天命)に導かれるのか、という点を、文の生き様を通じて現して行きたい、ということが一つ。やはり主人公は松陰先生ではなく妹なのだから、その視線で変革の時代を観る事が、現代においても女性がどのようなポジションで社会に関わる事が「志に生きる」ということなのか、ヒントとしたい、という想いがある。花燃ゆの脚本の中には

ー明治維新は、志士たる男性の力のみで成ったわけではない。あまたの女性が鍵を握っていたー

というメッセージが、主人公の文はもちろん、文以外も随所に表現されているはずだからである。

二つ目は「長州人」とは何か、バースビジョン的視点で探って行きたい、ということ。そこまでアイデンティティを自覚するほどの連帯感や郷土への誇りや「自分たちの祖先が新しい世の中を創ったんだ!」という自負が正直言って感じられない。結局、観光に生かそうという程度で世の中の乱れや教育の荒廃を正そうという運動には結びついていない気がする。どことなく冷めている、というか、長い物に巻かれよという空気を感じてしまう。今年一年で萩・下関の地域の動向も探っていき、人脈も形成し志の高い人物との交流を通じて「長州人」の天命を現すという挑戦をしたい。

そして三つ目は、やはり日本のバースビジョンを大河ドラマ花燃ゆの進行に合わせて、つまびらかにしたい、という大それた構想の実現だ。例によって、直感的、空想的な根拠の薄い説得力のない文章となるだろうし、独善的な論理展開となるだろう。しかし、自分がやらねばならない、という使命感のようなものが自分を駆り立ててしまう。書籍にするには、論理の飛躍や誇張表現がマスメディアに相応しくないはずだ。
しかしながら、これまで人生50年生きた証しとして、構想実現をこの目に見ずとも、遺稿の一つでも残すことが出来たら、これ幸いである。

=プロローグ終わり=


◆よもやま話◆
今、子供たちは、論語の素読の真っ最中。6歳の4男が、4年、6年の兄ちゃんたちに教えている。
暗記している論語は200は下らない4男琉磨が一遍づつ叫び、二人の兄がそれに続く。「違う!違う!」と間違いを正し、ダメ出しをする4男りゅうま。3歳から始めた素読を昨年一旦休止してしまったが、冬休みからは、意味の素読も含めて再開した。笑いながら、楽しくやっている。(うん、久しぶりの光景に余は満足じゃ笑。)

四書五経の一つ論語を修めたら今度は、『大学』だ。こちらはバースビジョン教育に欠くべからざる教材だ。次男海斗はほぼ全文暗唱が済んでいるので、10歳になったし、そろそろ意味の音読も始めようと思う。父親オリジナルの意味解釈文の丸暗記。まだ6割程度しか完成していないが時間がない。学問とは、己の生きる道を知ることだ、と。勉強(強いる、強制の意。義務教育なればこそ、学問ではなく勉強とされてしまった恐らく明治期)が本格化してしまう中学に入ってからでは、学問を始めるのは遅い。

遊びと勉強の区別が付いていない未就学児が一番、脳が柔軟で、楽しく学ぶ環境さえあれば何でも吸収する素直さがある。そんな時に私は英語を覚えこませる事はしたくない。ことわざなど含め、美しい日本語を肌で音読で体得させたい、と願う。ひとえにこれが、江戸期に完成した学問体系を身に付けさせたい、それが明治維新の原動力となった、論語等の素読と読解、その実践こそ教育インフラとなり世界で唯一維新を成し得たとの研究成果による私の教育方針だ。
posted by 大石 at 12:05| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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