2010年12月09日

龍馬伝48「龍の魂」最終回に見る晋作の夢とは?

バースビジョンのクエスト5の「融和」を経ずして、クエスト6「風の覇者」にはなれない。とは恨みからは何も生まれない。と信じて逝った龍馬の台詞そのものだ。
 龍馬「お龍。人はどうして死んでしまうがじゃろか。天がお前の役目はもう終わったと思われるからじゃろか」
 お龍「そうかもしれませんね。そやかて、人の死というものは、死んだら終わりだけではないと思います。その人の役目を、志を受け継ぐ者にとっては始まりどすさかい」(龍馬伝41「さらば高杉晋作」)
「志を継ぐ人にとっては、始まりですから」の台詞はそっくりそのまま伴侶の死にも当てはまる。龍馬の死が次に継ぐ者に受け継がれて行ったわけだから。弥太郎との接点は物理的には長崎でのごくわずかな期間だが、理念的には現代まで続いた「貿易立国」の黎明期をもたらした点で理念空間距離は極めて近い。
 龍馬「高杉さんの作った奇兵隊には身分の差はなかった。侍も百姓も一つになって自分の国を守ろうとしちょった。これが新しい日本の形じゃと、わしは確信したがぜよ」
とあるように、四民平等に通じるフラット社会を志した奇兵隊創設者高杉と、上士、下士の別のない世の中を作ろうとした龍馬とは、実際に会った日数が多くなくとも、理念空間距離では近い存在だといえよう。

このようにバースビジョンで繋がった間柄というのは、離れていても物理的距離を問題とせず、たとえ死んで会えなくとも意識空間では、理念性で繋がっている間柄を指す。
そういう意味では、幕末の志士の研究をするということは、日本の取るべき理念や方向性を共有しエネルギーや知恵を得ることに通じる。

果たして龍馬は、晋作の遺志を受け継いだのか、は「さらば高杉晋作」Bで答えを出そうと思う。と言ったことに言及しよう。高杉晋作が目指した日本は、思うに、一人一人が自由に伸び伸びと暮らせる社会の実現だったかと思う。
大政奉還を支持したというより、天皇を中心に国がひとつにまとまれば、諸外国の脅威から皇国日本が護られ日本人は、その独自の文化と自然風土を育み伸び伸びできると。だからもし徳川が大政奉還は名ばかりだということが判明したら、単身で慶喜を斬りに行っただろうと思う。晋作とはそういう男だ。龍馬も同様に、大政奉還を決断しなければ、斬るつもりだったという。(あるいは後藤にそうした覚悟を促した)

要は、新しいことを成すにあたり、覚悟がどれだけできているか、という点で、現代人とは比べ物にならないほど肝が据わっているということは、学ばねばなるまい。背骨の軸が出来ていて、それでいて争いを好まない母性を育んでもいた。そこが正座文化を基調とする日本独自の腰椎4番に重きを置いた生活様式の結果であると分析する。

死ぬ覚悟と融和する母性性。

一見激しさと優しさという二つの矛盾した個性を見ることが出来るが、本質的には両面を持たないならば成立しない言葉なのではないかと思う。ぬるま湯の様な母性は、真の母性ではない、と。
死ぬ覚悟のない平和などありえないと。

日本の取るべき大局策は?答えは、晋作の思想と行動美学の中にあるように思う。
との壮大なテーマを掲げてしまったが、龍馬と晋作の精神には、死ぬ覚悟と融和する母性性の両面が確立されていた、という点で共通している。その両面を統合し復活させることが日本の取るべき道である、と結論付けたい。(一応、ここでは)
龍馬の死後、山岡鉄州により、かろうじて江戸城無血開城し、死ぬ覚悟と母性性の共存された日本人らしい個性が発揮されたが、それ以外は、二人の理念が十分に発揮されたかどうかは疑わしい。

死ぬ覚悟ばかり強調され富国強兵に走り、思いやりや優しさを尊重してきた美徳が損なわれ始め、狂気の昭和に突入し、終戦により、背骨を砕かれ、死ぬ覚悟は犯罪であるかのように叩かれ、結果、ぬるま湯のような母性だけが残り、今日の精神の荒廃、過保護な子育て、過剰な福祉、依存性の高い国民性を増長されてきたのだと分析する。

今後折りに触れて、晋作が現代を見たら、どう思うか、どういう策を講じるだろうか、空想して見たいと思う。そしてこの場で晋作のメッセージを流してみたい。





posted by 大石 at 12:09| Comment(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
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Posted by UGG at 2011年01月14日 10:41
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