2006年12月31日

教育基本法改正に想う@≪幼児教育は、どう変わる?@−1≫

大学を卒業して、正月休みに、小田原のいとこの家に泊まったときのこと。テレビで、駅伝を見ながら、同志社大卒の5つほど上のお兄ちゃんが、興奮しながら、応援していた。
「行けー、抜けー!」。
同志社大の駅伝が珍しく活躍しているのだ。

私はその横で、本を読んでいた。
すると、お兄ちゃんから、「健ちゃん、中大卒だろ。今年は、久しぶりに名門中大が上位に食い込んでいるんだ!応援しなよ」と、はっぱをかけられた。

私は、(そんなものかな)と想いつつ、読みたい本を横に置き、テレビを観た。「ほら、声援!」「ハ、ハイ。が、がんばれ〜〜(と、弱腰の私の声)」。「そんなんじゃ、追い抜かれるぞ!」「は、はい。中大がんばれ・・」。

私は、どうしても退屈でならなかった。ゴールもない、だからシュートもない、ディフェンスもオフェンスもないから、フェイントもない。分かる人にしか分からない、微妙な駆け引き。
私は、オリンピック選手も輩出し、全国制覇を果たした監督から、高校時代バスケットで鍛えられた。そのせいか、校内マラソンで負けたことはなかったが、駅伝には興味がなかった。もし、友達が何人も上がった中大バスケット部が、1部リーグに昇格するかどうかという試合なら、身を乗り出して応援しただろう。

でも、何で、お兄ちゃんは、あんな真剣に応援し、私は、こんなに冷めているんだろう?最初は、理由が分からなかった。そして、また、本をこそっと読み始めた。

その時ー。
「健ちゃんは、『愛校心』がないんだな・・。そういうヤツは、社会人になっても脱落するぞ」と、お兄ちゃんから指摘を受けた。
なるほど『愛校心』か、確かに自分にはないな、とようやく腑に落ちた。

それから約18年。果たして彼は、トヨタ系の優良子会社で組合かどこか、幹部候補生として活躍中で、”愛社精神”のかけらもなかった私は、早々と脱落し、彼の予言は5年後に的中したわけだ。

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今、教育基本法の改正項目の中に、「愛国心」の問題が出ている。
「伝統と文化を尊重し、それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛するとともに・・」(第2条)が、議論の焦点らしい。
このどこが問題なのか。素直に文章を読めば、実に美しいではないか。国家の緊急時には、天皇の名の下に参集すべし、みたいな条文があった明治憲法に比すれば、軍国主義へ戻るかけらもない。今の日本には100年たっても、戦争を起こす強靭な精神土壌など育つはずがないと、思いませんか?
ノロウィルスとかで、選ばれし駅伝選手が倒れるほど、免疫力が低下しているんですよ。

君が代を聞けば、サッカーの開会式を思い出す。その程度の感覚ですよ、若者は。戦争などに向かわれる腰椎三番系のエネルギーは、スポーツと、対戦ゲームで消費され、どれだけ計画的に洗脳しようとも、子供たちの肉体と精神は、徴兵など拒絶するはず。あくまでバーチャル対決だから楽しいんです。だから、本当の徴兵や軍事訓練のある韓国に、サッカーで負けるんです。話はそれましたが。

だから愛国心を巡る議論は、全て無視して構わないと思う。
せいぜい国の旧体制を維持するために、例えば「愛国心をもって、年金を払い続けましょう」とか「愛社精神で、売上げ上げて、日本を救いましょう」みたいな論理のすり替えで、求心性を保つための伏線として、思想教育が施される程度だと、予想します。むしろ、郷土愛に目覚めるための予算が組まれたら、喜ばしいこと。

ここに論争を繰り広げている隙に、改正の真の狙いが着々と進行しやすくなる、という意図が裏に隠されていると見ます。

私は、バースビジョンの専門家です。表面に現れている現象の背後に、何が隠されているかを探りながら、これから起こるであろう現象を、事前にキャッチし、あるべき流れに乗り、対応していく訓練をしてきました。
それは、証券マン時代に、株価を予測する際に、培われた波動感知能力でもあります。大学時代には、新聞ゼミといって、朝の新聞記事から経済を読む、というトレーニングも積んできたことが、今でも活かされています。

さて、国の真の意図は、教育基本法改正後の、第5条「義務教育」のところだと私は、見る。
9年間の義務教育を撤廃したという、全文を通して「ここだけが」具体的な法律改正であり、後は、どうとでも解釈が出来るとも言える。
というより、「ある目的を」「具体的に遂行するために」他の追加された条文が必要となった、という解釈も出来よう。

私は、発表された日の全部の新聞を買って、スクラップにした。主なものだけで、30ページ以上に渡り、この法改正に関しての記事だ。すごい。歴史的な出来事にも関わらず、誰もこのことに言及していないのは、何故だろうか?

私の読みはこうだ。
幼稚園・保育園を「義務教育化する」という関連法案を次々通していくだろう。その実現のためには、大幅な予算獲得を必要とする。
だから、第11条(幼児期の教育)として、わざわざ条文を増やし、「幼児期の教育は、(中略)重要なものであることにかんがみ、国及び地方公共団体は、(中略)環境の整備その他適切な方法によって、その振興に努めなければならない。」と明記したものと思う。

2007年中には間違いなく、幼稚園・保育園の義務教育化が決定され、08年から具体的に進めるための計画が打ち出されるだろう。議論なけれど展開は早く。

今の時点でそれが、善か悪かという議論は後に回し、今、幼児教育改革が根底から動いている、という潮流が避けられない、ということに、同感頂きたいと思う。その上で、実際に、どのように改革されていくのか、刻々と変わる情勢に対して、最新情報を集めながら、見通し修整と的確な判断を下し、私としても、何らかの行動につなげて行きたいと思う。

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検索キーワードは、『母子保健法』。子育ての憲法と言われている。
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教基法改正で、検索をかけても、愛国心問題ばかりで、意味がない。
サラリーマンとして国に奉仕する事で、命を全うしようとする方々にとっては、駅伝で母校を応援するが如く、「国があるから、我々の企業も生きていけるんだ」と、愛国心・愛社心に燃えたらいいし、逆に、反抗したらいい。

しかし、バースビジョンに沿った生き方を模索し、子供のバースビジョンをどう、守るか、育むか、ということに関心が強い方は、このシリーズは、是非、プリントアウトして、読んでファイルしておくと良いと思われます。
posted by 大石 at 11:46| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする